バイクパッキングの装備と積載について〜フレーム編
前回に引き続きバイクパッキングの実践について、今回はフレームへの積載を掘り下げてみたいと思う。
主に活用するのはフロント三角内とトップチューブ周辺となり、バイクパッキングの中でもこの部分は長さのあるアイテムの積載が可能だ。しかしこのどちらも走行中両脚に接触しやすく、ペダリングを妨げない厚みにとどめねばならないため制約も多い。また、キャリアレスなバイクパッキングにおいて比較的重心が引くく操縦性に影響しない位置なので有効に活用したい場所でもある。
フレームバッグの積載内容
バイクパッキング、特にキャンプで使用するギアには比較的細長いものが多い。以下に筆者がフレーム周辺に積載しているアイテムを挙げていく。
先ずは①トレッキングポール(画像はFREELIGHT FIZAN TREKKING COMPACT FRELIGHT model 158g)だが、これは登山以外にも色々と代用できる。良くシェルターのポールにしているのを見かけるが、個人的には専用の②カーボンポールが嵩張らず非常に軽量なので③コネクティングポールで連結しタープポールとして使用する事が圧倒的に多い。そして④MSRステイクハンマーや⑤鉈(画像はMONORAL小割銀鉈/旧タイプ)の様にやや重量のあるものも安定感のあるこの場所に収納すべきだろう。他には⑥ペグケースや⑦ランタンハンガー、⑧コンパクトな鋸に⑨Bush Craft Inc.たき火ゴトクSとなるが、特に悩ましいのが最後のゴトクである。
このたき火ゴトクは定番中の定番で、SOLA TITANIUMGEAR Super Naturestove #1の様なコンパクトな焚火台にも使いやすだけでなく直火で焚き火する際には無くてはならないアイテム。純チタン中空パイプを使用しており非常に軽量だが、全長、高さともにフレームバッグいっぱいいっぱいとなるため殆どのバッグへの出し入れが困難、というか入れる事ができなかった。
これを解決するためADCANATHA Bag A BondではL字に大きく開く取り出し口を採用しており、現時点において他社製品には見られない独自の仕様となっている。他にも先に紹介したギアを効率良く収納する仕掛けを多数盛り込んでいるので次の項目でパッキング例と併せ紹介したい。
Bag A Bondのパッキング例
ここからはADCANATHA Bag A Bondを使ったパッキング例を紹介しよう。
先ずは最大の特徴であるL字の取り出し口だが、たき火ゴトクは勿論のことシェルター用のポール等バッグ全長にほど近い長さであるほど出し入れの際に真価を発揮する。如何に使い易いかは画像をご覧いただければ一目瞭然だろう。
そしてとかく中でガチャつきやすいその他のアイテムも、内部に配したエラスティック・ストラップで固定する事で音鳴りや荷物の偏りを防いでくれる。ストラップはバッグ天井と側面の前後に配され、側面は上下で区切られているため細長いものを2段にして収納可能だ。バッグに収まらない長さのトレッキングポールやタープポール、長めのロッド等は、バッグ上部のバンジーコードでトップチューブに固定しよう。本体反対側にも薄手のものならば収納できるし、道中の買い物等で一時的に外したグローブを挟むストラップもある。
トップチューブバッグ
メインとなるフレームバッグ以外にはトップチューブバッグを利用している人が多い。
こちらは容量も小さく入れられるものは限られてくるが、ハンドルバーにスマートフォンを取り付けているならモバイルバッテリーを入れておくと電力供給が容易となる。他にもポケットティッシュやボディーシートに、メガネやサングラスをかけているならばメガネ拭き等の咄嗟に使いたくなるアイテムの収納に便利だ。取り出し口がマグネット式のタイプがアクセスも良くお勧め。
外寸法教えてください、寸法があわなければ指定する大きさで作成可能ですか
ご質問ありがとうございます。
お尋ねの外寸は長さ460mm、高さ120mmです。
詳細をPayIDの商品ページに追加しましたのでご確認ください。